パッケージ・ソリューション
金融取引統合管理システム
市場系金融取引を統合管理するApreccia4(アプレシア・フォー)
Apreccia4の系譜は、当社設立以前の1990年代にまでさかのぼることができます。この時代は、デリバティブ取引に対するリスク管理ニーズが急速に高まり、主に海外から輸入されたシステムがそれを充足する構図でしたが、Apreccia4の始祖はこの時代に稀な国産システムとして生まれました。
2015年には、広範な仕組商品の期日管理をルール定義で実現する新機能を大手証券会社様向けにリリースしたことを皮切りに、毎年アップグレードを繰り返し、2019年には資金繰り管理機能の追加を果たし、伝統的な金融商品から先進的なデリバティブまで、広範なカバレッジを誇る統合管理システムに成長しています。
- 主要機能一覧
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管理項目 # 項目 説明 取引情報管理 1 時価評価 各対応金融商品の公正価値を算出。対象商品全体の一括時価評価も可能です。 2 取引情報操作 各取引の情報を登録・更新・削除・参照出来ます。 3 キャッシュフロー生成・編集 銘柄属性情報を基に個別キャッシュフローを自動生成します。生成後の個別編集も可能です。 4 契約属性管理 取引相手先、ギャランター、社内部門・担当者、決済口座、個別担保、解約清算金等の情報を管理します。 期日管理 5 権利行使管理 オプション権利の行使済・放棄ステータス等を管理します。 6 受払管理 受払済のステータス(受払利息、オプションプレミアム、解約清算金)等を管理します。 7 値決め管理 個別値決め、一括自動値決め、値決め済ステータス情報等を管理します。 8 変動指数値決め予定管理 変動金利等の値決め予定を管理します。 9 ロールバック 評価日を過去に移動することにより、過去のポートフォリオの状況を閲覧します。 リスク管理 10 未収未払金計測 特定期間の未収未払い情報を計測します。 11 期間損益計測 特定期間の期間損益を計測します。 12 金利グリッド感応度計測 金利グリッド感応度と、感応度の変化を計測します。(金利デルタ/ガンマ相当額として利用可能です) 13 タイムデイケイ計測 評価日を1日シフトして経時変化を計測します。(セータ相当額として利用可能です) 14 ボラティリティ・グリッド感応度計測 ボラティリティ・グリッドの感応度を計測します。(ベガ相当額として利用可能です) 15 価格グリッド感応度計測 価格グリッド感応度を計測します。(価格デルタ相当額として利用可能) 16 カレントエクスポージャ計測 バーゼル形式でのカレントエクスポージャを計測します。 17 VaR計測 デルタ法/ヒストリカル法VaRを計測します。 マスタ管理 18 取引相手情報管理 相手先コード、名称、住所、リスクウェイト、決済口座等を管理します。 19 社内情報管理 社内部門、担当者、取引管理ブックの各コード設定とコード間の関連付けを管理します。 20 休日情報管理 ロンドン、東京、ニューヨーク、ブリュッセル、トロント、その他都市の休日情報を管理します。 21 評価用レート管理 市況レートの取り込み設定とヒストリカルレートを管理します。 本製品は継続的にアップデートしていますので、掲載内容と異なる場合があります。最新の情報はお問合せください。
- 商品・機能対応表
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本製品は継続的にアップデートしていますので、掲載内容と異なる場合があります。最新の情報はお問合せください。
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金融取引時価評価エンジン
実装ロジックの開示可能なプライシング・エンジンQDSL
Apreccia4は、お客様のご要望に応じて様々なプライシング・エンジンを搭載して出荷してきましたが、2018年からは実装ロジックの開示を重視するお客様に向けて、新たな選択肢が加わりました。
新製品QDSLは、当社内製のプライシング・エンジンで、実装ロジックの開示要求に十分応えられる他、仕組債への対応などお客様のご要望に応じたカスタマイズ・オーダーも可能です。